懐かしの魚梁瀬森林鉄道

田野、奈半利付近を訪ねて


このたび現存する魚梁瀬森林鉄道跡、南部の足跡を取材する機会を得ました。
魚梁瀬森林鉄道全体から見るとごく一部ですが、写真と共にご紹介します。
なお下の航空写真は1975年当時のもので、国土地理院のHPから抜粋しました。


◎かつての魚梁瀬森林鉄道でもっとも長かった、奈半利川鉄橋の橋脚部分です。当時の面影をしのぶ数少ない建造物です。(田野町、開で)


◎この写真の左端付近に、上記奈半利川鉄橋の橋脚部分があります。高架の橋脚部分の下には、農家の物置が設置してありました。(田野町、開で)


◎ちょうど反対側から見た高架部分です。この写真だと高架の橋脚がはっきりと確認できます。(田野町、開で)


◎奈半利川鉄橋の川原に残る、橋脚基礎部分です。河川改良工事等により、川原にはこれだけしか残っていませんでした。訪れた時は晴天続きで、川の水量はことのほか少なかったようです。(田野町、開で)


◎奈半利川鉄橋西岸に残る、高架部分。この写真は奈半利側ですが、右方向は田野の貯木場へ通じていました。なお、この先に上記橋脚部分が残っているのですが、訪れた時は雑草が背丈程ものびていました。(田野町、立岡で)


◎川を隔てた対岸の奈半利町側から見た、鉄橋の橋脚部分。おそらく私が立っている撮影場所が森林鉄道軌道の中央部と思われます。(奈半利川堤防で)


◎右上の神社に通じる参道と、森林鉄道が交差するため設けられたアーチ橋。このアーチ橋が参道になっている珍しい風景です。 普通乗用車が1台やっと通れる道幅でした。(奈半利町、法恩寺で)


◎奈半利貯木場の入り口にある、コンクリート製のトンネル。ここを森林鉄道が通っていました。なお、トンネルの上には今でも県道が通っています。(奈半利町、六本松で)


◎コンクリート製の建造物に多く使用されている森林鉄道の古レール。当時は鉄骨の代わりに古レールが重宝されたようで、その他柵やフェンスにも用いられました。(奈半利町、六本松で)


◎今では空き家が目立つ木造の旧社宅付近。空き家に貼ってある古めかしい火の用心プレートが、なぜか寂しげでした。(奈半利町、六本松で)


◎奈半利貯木場、西門に刻まれた年号プレート。写真では判りにくいですが、1961年3月と刻印されてありました。 なおここでも、古レールが多く使用されています。(奈半利町、六本松で)


現地取材:2000年8月15日、参考文献:森林鉄道物語(馬路村教育委員会編)
_■もどる■_