◎ＷＡＣＡＲＳの基本的な使用方法

■ＡＣＡＲＳを簡単に受信することができるフリーソフト、ＷＡＣＡＲＳの使用方法を簡単に紹介します。■
ただし、ここではダウンロードや解凍が完全にできているものとします。また、使用するＰＣは、DOS/Vの方が安定しているようです。どうも私のＰＣ−９８とは、相性が良くないようです。また、サウンドボードにはＡＣＡＲＳ信号が間違いなく入力されており、音量の調節も最適値に近いものとします。

1. ＷＡＣＡＲＳのアイコンをダブルクリックして、ソフトを起動します。

   デスクトップ上に登録しておくと、とても便利です。空港の管制塔をイメージしたきれいなアイコンです。

2. 以下のウィンドウが開きます。私が実際に受信したデータがご覧になれます。

   • Flights Contacted
   • Aircraft Contacted
   • Position Map
   • Message Log
   • Raw Data Log　（生受信データ）

   
   ●５つのウィンドウが開きますが、Position Mapは各ユーザーが必要とする地図を作成してプラグインすることができます。意外と簡単に設定できますので、チャレンジしてみてください。詳しくはこちらに記載があります。
   参考例として、各地のＷＡＣＡＲＳユーザーが作成された、日本近隣のマップがあります。

3. 受信の実際・解読

   この状態で、１３１．４５ＭＨｚ、もしくは１３１．２５ＭＨｚを受信してサウンドボードにＡＣＡＲＳ信号が入力されていれば、デコードされる毎に何かのデータが次から次へ現われます。特に近隣のマップを用意しておけば、概略の飛行位置が確認できます。これには、結構感動します。なお、受信機のスケルチはとりあえず、はずしておいて下さい。
   万一、なにも表示されない場合は、入力している信号の音量とサウンドボードを確認して下さい。画面最下部の入力レベルメータ表示が『緑表示巾の真中が最適レベル』のようです。ただ、私の場合は接続は良いのですが、まれに起動しないこともあります。その場合、数回終了や起動を繰り返すと動作します。原因は不明です。

4. トラブルシューティング

   ここまでの操作で、ほとんどの場合問題無く受信できるようです。インストールや操作自体もそれほど難解なものではありません。ただ、ＰＣ−９８では動作が不安定になる傾向が多いようです。何人かの方から動作レポートをいただいていますが、今のところは、ＤＯＳ／Ｖ機を用いての使用が安定しているようです。

5. 作者への感謝

   最後になりましたが、この素晴らしいフリーソフトを作成・提供して下さった作者、Ｍ．Ｒｏｂｅｒｔｓ氏に感謝いたします。