■2001年09月11日に発生した米国同時多発テロを受けて、 コンテンツ内容を一部簡略化させていただきました。 大変残念ではありますが、皆様のご理解をお願いいたします■ |
◎ACARSの受信に関して
ACARSとは、Aircraft Communications Addressing and Reporting Systemの略で、データ通信により航空機と地上管制の間で 情報の交換をおこなうシステムのことを言います。このシステムも意外と簡単に復調することができます。
今のところ、このデータ通信を復調するWACARSというソフトを紹介している国内のサイトは、まだ少ないようです。
(1998年当時)
エヤーバンド受信の、また一味違った醍醐味を味わうことができるのではないでしょうか。
- 受信の設備
まず、他の受信と違ってVHF帯が受信できるレシーバーが必要です。そして、データ通信用の復調ソフトを準備するだけで受信ができます。ここでは、WACARSというソフトを使用します。WACARSの詳細は、最下部にあります。- データ通信がおこなわれている周波数
以下の周波数で、データ通信がおこなわれています。日本割り当て周波数は、とても強力に入感しています。 まず一度受信してみて下さい。
周波数(MHz) 地域 モード 131.450 日本周辺 AM 131.250 国内路線中心 AM 131.550 アメリカ:CH1 AM 130.025 アメリカ:CH2 AM 129.125 アメリカ:CH3 AM 131.725 ヨーロッパ AM
※頻度は少ないのですが、高知県では131.550MHzでも受信が可能です。
- 受信に際して
WACARSというソフトを使用すると意外と簡単に受信が出来るのですが、私のパソコンでは約10分ぐらいでハングアップを起こす場合があります。 症状は、ハードディスクが動いたままで入力をまったく受け付けません。
今のところ、原因は不明です。PC98では、正常動作しないのでしょうか。- 私の受信設備
受信器材 品名:型式 受信機 NRD−525(JRC製) パソコン PC−9821CX3(通称キャンビー) メモリー 80MB MO 230MB 受信ソフト WACARS 0.6 ,0.7 受信アンテナ ディスコーンアンテナ、地上高約12m
※受信ソフトの『WACARS 0.6』は、私が偶然に見つけたACARSの自動解析ソフトです。
ちょうどAORから発売されているARD−2と同じ働きがあります。こちらもすべて、英語表記なので初めのうちは使いこなしが難しいでしょうが、少し辞書を調べれば理解できると思います。 なお、このページの最下部にWACARSのサイトへリンクがあります。- 受信データやマップ表示機能
次に紹介する受信データは、実際に受信した内容の一部を簡略化したものです。 また、自動的にマップ上に航空機の概略位置を表示させる機能もあります。(表示例)詳くは、『WACARSのマップ表示機能』をご覧下さい。
----------------------------------------------------14:35:02, 15/03/2001
JA****
JAPAN AIRLINES JL****
Using Ground Station H London Heathrow
Message Type H1 GENERAL MESSAGE
#DFBPNT000000000098
15053528
N34515E132317053537000-52272136 296
27478537
W WAYPOINT CH!18:ru|+1
----------------------------------------------------14:35:34, 15/03/2001
JA****
JD****
Using Ground Station C East Midlands
Message Type _* NO INFORMATION TO TRANSMIT
- WACARSに関して
WACARSの最新版がこちらのサイトからダウンロードすることができます。(英語版)
なお99年10月1日現在、WACARSの作者である Mike Roberts氏 のサイトは移転しているようです。取りあえず、こちらのサイトからもダウンロードが可能ですのでご利用ください。
また、他にもACARSの情報が詳しく紹介されていますので興味のある方は、チェックなさってください。また、ソフトの設定や受信に関してのポイントをこちらのページ、『WACARSの基本的な使用法』にまとめましたのでご覧ください。