HFーFAXの受信

直近に受信した気象ファックスの画像を掲載しています。こちらからどうぞ。
NOAAの最新情報は、こちらからご覧下さい。周波数等の最新データが逐次更新されています。(PDF)

◎HFーFAXの受信に関して

HFの帯域で放送されているラジオFAXの中で最も有名で簡単に受信できるのは、国内の気象ファックス画像でしょう。いくつかの周波数帯域で実施されており送信出力も大きので、ほぼ全日にわたりどこかの周波数で受信、デコードが可能です。
まさに、ラジオFAX受信の入門編と言えるでしょう。

なお残念ながら、日本時間2001年3月1日、午前11時40分でJMJの放送は終了しています。
  1. 受信の設備
    ここでは、受信・デコードのソフトとして、KG-FAXを使用しています。
  2. 受信できる周波数
    JMH(気象庁船舶気象無線模写通報)は、以下の周波数で放送されています。ほぼ24時間送出されています。
    まずは、一度その信号だけでも受信してみて下さい。公表出力はすべて5KWです。
    最近は、インターネットで簡単に気象情報が得られるので、周波数が少なくなっているのが、気がかりです。

    使用帯域 表示周波数(MHz) モード
    3.6MHz帯 3.62060 USB
    7MHz帯 7.79310 USB
    9MHz帯 9.96830 USB(現在停波中)
    13MHz帯 13.98665 USB
    18MHz帯 18.21830 USB (現在停波中)
    23MHz帯 23.52120 USB (現在停波中)


    JMJ(気象庁気象無線模写通報)は、残念ながら日本時間2001年3月1日、午前11時40分で放送を終了しました。

    上記が前もって放送されていた、終了に関するファックスイメージです。

    以下に、これまで放送されていた周波数を掲載しておきます。長い間、本当にご苦労様でした。

    使用帯域 表示周波数(MHz) モード
    3.6MHz帯 3.36330 USB
    5MHz帯 5.40310 USB
    9MHz帯 9.43630 USB
    14MHz帯 14.69080 USB
    18MHz帯 18.43950 USB
  3. 受信の実際
    一枚の画像を完璧に受信するとファイルサイズが約2MBくらいになります。
  4. 私の受信設備
    もっともシンプルな受信設備の一例です。今回のアンテナは、受信性能がとても素晴らしいです。

    受信器材 品名:型式
    受信機 NRD-525 ( JRC )
    パソコン ------
    受信ソフト KG-FAX
    受信アンテナ ApexRadio 303WA-2

    ※以前わたしは、WXSATを使っていたのですが、KGさんがすばらしい受信ソフトを開発して下さいました。

  5. 実際の受信画像
    以下に気象衛星ひまわりの雲の画像を掲載します。すべての画像を掲載するには、その大きさから少し無理がありますので、縮小したものを2つ程掲載します。ベースはまったく同じ画像ですので見比べてみて下さい。
    左側は全体の画像で、BMPで約2.4MBのサイズです。右側は、その画像の中心部にある楕円部分の日本列島付近を拡大したものです。白く濃く見えるのが雨雲です。

    ▽次に最近受信した気象画像を掲載いたします▽
     

  6. テストチャート
    今回非常に受信状態が良く、てきれいにテストチャートが受信できましたので以下に掲載しておきます。受信したのは、1998年3月13日・22時04分からの放送分です。


  7. その他の気象FAX
    この他に受信しやすい気象FAXとしては、中国から配信されているものやアメリカのグァム島からのものがあります。ただし、いずれも不定期に配信されていますので、受信には根気が必要です。
    また海外の気象ファックスは、データーを送信するときにだけ電波を出して、普段は停波しています。
    電波が出っぱなしなのは、日本だけではないでしょうか。
    気象ラジオFAXの周波数一覧は、ここにあります。
    特に中国語で書かれた漢字だけの天気図は、見ているだけでも興味が湧いてきます。今回テストチャートらしきもの(?)を受信しましたので、以下に掲載します。受信時間は、午後8時45分位でした。


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